きこえの幅について

どうも!!
長洲ヒアリング代表の宮田です(^^)/


 今回は、【きこえの幅について】書いていこうと思います。
きこえの幅ってなんですか?という声が遠くから聞こえてきそうですが、それを理解いただけるように詳しく説明していきますね!興味を持っていただけるような記事を目指しますが、面白くなく感じても、重要な内容なので最後まで読んでいただければ幸いです。

≪目次≫
①オージオグラムを思い出そう!
②ダイナミックレンジとは?


①オージオグラムを思い出そう!

 下記にある画像は、聴力検査で得られるオージオグラムです。オージオグラムとは、ピッピッピなどの音が、どのぐらいの大きさで聞こえはじめるかを調べる、純音聴力検査で使用されるものです。マルやバツなどの記号は、右耳や左耳の聞こえ始めを表しています。
(より詳しく知りたい方は、きこえの検査編をご参照ください)




 また、マルやバツなどの聞こえ始めの値を「最小可聴閾値」と言い、人によって最小可聴閾値の値は異なります。そして、オージオグラム下部にある【U】は、「音が大きすぎて、長くは聞いていられない」という不快レベル(uncomfortable lebel)を表しています。
 この「最小可聴閾値」と「不快レベル」の間のことを「ダイナミックレンジ」と言い、きこえの幅を表しています。

②ダイナミックレンジとは? 前述のダイナミックレンジのより詳しい表現の仕方として、「聞こえ始める音の大きさからうるさく不快と感じる音の大きさ」が当てはまります。ここで、オージオグラム上にダイナミックレンジをわかりやすく示してみましょう!
 以下の添付画像では、左耳のダイナミックレンジ(青色の範囲)を示しています。低い音(左側)は幅が広く、高い音(右側)は幅が狭いというように、音の高さによってダイナミックレンジが異なる事がわかります。



 ちなみに補聴器には、「音を大きくする」という機能の他にも、大きくした音がダイナミックレンジ内に収まるような様々な処理を行っています。この処理が行われることにより、小さく聞こえにくい音はより大きく、そして不快に感じるような大きい音は補聴器から出ないようにしてくれます。つまり、入ってきた音に対して、音を大きくする量を変化させているのです。

 また、仮に異なる人で最小可聴閾値が同程度だとしても、ダイナミックレンジの幅も同程度にはならない場合もあります。これは、不快閾値の値には個人差があるために生じます。そのため、補聴器の調整では、「最小可聴閾値が同程度だから同じような調整で大丈夫」という事では無く、個別の調整が必要となります。

 最後になりましたが、不快に感じるような音を聞き続けると、聴力がさらに悪化してしまう可能性があります。これは、補聴器を着けている時、着けていない時に関わらず可能性がありますので、なるべく大きな音は聞かないように注意しましょう。また、補聴器をいくら調整して貰っても、不快に感じるような音が出ている場合には、調整がうまくいっていない可能性があります。そのような場合は、店舗内の別スタッフか別の店舗に相談することをお勧めします。長洲ヒアリングでも、他店購入の補聴器について相談される方がいらっしゃいますが、お気軽にご相談ください。
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2022/1/31

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