認定補聴器技能者とは?

 『認定補聴器技能者とは一体なんぞや?』
このページでは、このような疑問を少しでも解決できるような内容となっております。

下記のサイトを参考に、私自身の経験も踏まえた上で、まとめていこうと思います。ぜひ、最後までご覧ください!
https://www3.techno-aids.or.jp/html/pdf/nagare.pdf

資格取得の流れ

 まず、この資格を取得する方法をまとめていきます。「思っていたより大変なんだ!」と思っていただければ幸いです。

 認定補聴器技能者の資格を取得するまでには、1年に1回、第一期から第四期までの養成課程を経る事が必要です。

 また、認定補聴器技能者とは、下記に掲げる各事項を的確に行うための補聴器に関する知識・技能があることを公益財団法人テクノエイド協会が認定する資格です。
一 補聴器装用希望者の聴こえの状況を把握するための所要の質問
二 補聴器装用希望者の相談、要望等に基づく適切な補聴器の選定
三 前項の補聴器を当該装用希望者が、安全かつ最善の補聴効果を得て使用できるものとするための測定と適合調整(フィッティング)
四 前項の補聴器についての使用指導(アフターケアに関する事項を含む。)
五 前各項に掲げる事項についての記録の作成及び保管


 また、テクノエイドのホームページには、「また、認定補聴器技能者は、一般社団法人日本耳鼻咽喉科学会の補聴器相談医の診断・指導に基づき、補聴器の安全で効果的な使用に資する事をその目的としています。 養成事業の参加に際しては、補聴器相談医の指導の下、補聴器の安全で効果的な使用に寄与する事を念頭に置き、各課程の履修に臨んでください。」とも記載されています。

『取得までに、最低でも4年!?』

各養成課程を下記に挙げます。この養成課程を経ることで、認定補聴器技能者を取得できます。

  • 第Ⅰ期養成課程(スクーリング最終日修了試験を実施)
     ①eラーニング(4か月) ②スクーリング(2日間)
  • 第Ⅱ期養成課程(集合講習最終日に修了試験を実施)
     集合講習(5日間)
  • 第Ⅲ期養成課程
     2日間の合宿スタイルで、実技実習(聴力測定・耳型採取)があります。机上の勉強はもちろん重要ですが、実習という形で実際に手を動かしてやってみることも非常に重要です。これまでのの業務内容を、あらためて見直すことのできる貴重な時間になる事と思います。
     実技実習の聴力測定は4人で1つのグループ、耳型採取は2人1組と他の養成課程参加者との交流もできるので、意見交換や今後のつながりになる可能性があると感じました。
  • 第Ⅳ期養成課程
     丸1日、関係法規についての講義が行われます。補聴器に関わる他の団体が、どういった活動をされてるか、補聴器に関わる法律にはどのようなものがあるのか、しっかりと学ぶ機会になります。今後の業務でトラブルが起きないよう、またトラブルが起きた時の対処などはしっかりと理解しておく必要がありますね。
  • 試験
     選択式(4択)問題 50問
     記述式の問題     5問
    試験対策としての勉強と、日々の業務をしっかり行っていれば、ほとんどの方が合格できる内容でした。 

 以上が養成課程となり、取得までには最低でも4年必要になります。ただし、言語聴覚士免許を取得していれば、第Ⅰ期と第Ⅱ期は免除されますので、資格取得までの期間を、2年短縮できます。※補聴器販売店に従事していることが条件です。

 私は、言語聴覚士免許取得後に耳鼻科へ就職し、それと同時に補聴器店へも所属させていただきました。そこで、認定補聴器技能者資格の取得を目指し、言語聴覚士として、1年目から申し込み「第Ⅲ期養成課程」に参加しました。その翌年に、「第四期養成課程」そして同年には、「試験」を受け、言語聴覚士としては、3年目から認定補聴器技能者を名乗れるようになりました。

 最後に、「資格を取得すれば終わり」という訳ではなく、あくまでも「スタート地点に立つことができた」という事なので、これからは経験も含め様々な事を吸収し、より良いサービスを提供できるよう努めてまいります。長洲ヒアリングを、どうぞよろしくお願い申し上げます(^^ゞ

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兵庫県尼崎市長洲東通1-9-32 2F-B
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