補聴器は慣れというより順応

どうも!!!!!
長洲ヒアリングのみやたです!!!!!
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今回は、「補聴器は慣れというより順応」というテーマで、補聴器を初めて使い始める方向けの記事になります。
 
【目次】
①   順応とは?
②   補聴器は慣れが必要?
③   慣れというより順応が適当

①順応とは?

 まずは、あまり聞きなれない『順応』という言葉を説明していきます。
 皆さんは、夜になり「さあ寝ようか」と電気を消した時、「最初は真っ暗で何も見えないのに数分経過すると少しずつ周りが見えてくる」といった経験はありませんか?
 これは、暗い環境に視覚が順応する「暗順応(あんじゅんのう)」といいます。これとは反対に、明るい環境に順応することを「明順応(めいじゅんのう)」といいます。
 つまり、視覚や聴覚、その他の感覚などが変化した環境において、少しずつその環境に適応していく事を「順応」といいます。
 
夏の始まりや冬の始まりは、真っただ中の時よりもより暑さや寒さを感じる事も、まだ順応していない(寛容に適応できていない)状態であるといえますね。

②補聴器は慣れが必要?

 良く聞く話に「補聴器は慣れが必要である」という内容があります。これは、一般の方にもわかりやすいように、「初めは慣れないけれど、使っているうちに慣れてくる」という表現で使われていると考えます。しかし、補聴器の選択や耳せんの形状、聴力測定や音の調整などが上手くいっていない場合どれだけ長く使っていても「一向に慣れない」という可能性があります。
 
 補聴器は、あくまでも前述の補聴器を着け始めるまでの過程(補聴器販売店が選択・調整した補聴器)が問題なく行われて初めて効果を発揮する機械になります。慣れないといけない部分が全くない訳ではありませんが、いつまでたっても効果を(ほとんど)感じない状態で、「慣れですよ」と説明する販売店ではなく責任をもって対応してくれる補聴器販売店をおすすめします。

③慣れというより順応が適当

 初めて聞く補聴器の音に、違和感を生じる方は少なくありません。これは機械を通している音なので、今までのように生の音とは異なって聞こえるのは当たり前の話です。また、「雑音が聞こえる」という訴えも多くありますが、これは「今まで(ほとんど)聞こえなくなっていた生活音が聞こえるようになったため」という可能性があります。
 
 「① 順応とは」の話で出てきた「明順応」に当てはめると「長期間(本当は生活音で溢れているけど、聞こえにくくなってきたために)とても静かに感じる環境(暗い環境)で暮らしていた方が、補聴器を使い始めて実際の生活音が聞こえる環境(明るい環境)に変わると、とても騒がしく感じる(眩しく感じる)」といった解釈になります。例え、眩しくてもいつの間にか環境に適応し、眩しくなくなるのと同様、騒がしく感じていた環境もいつしか当たり前に、なんてことも実はあるのです。
 ただし、「補聴器の調整が正しく行われている」という事が前提になります。その他にも、音が響きやすい方や補聴器への意欲が低い方、あまり不便を感じていないといった方だと慣れや順応以外にも対応が必要な事もありますので、今回は「順応」について少しでもご理解いただければ嬉しく思います(^^)/
 
最後までお読みいただきありがとうございました!!!

2022/8/20

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