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【片方に着けるなら、右?左?】
片耳に補聴器を使う場合
どうも!!!
長洲ヒアリングの宮田です!!!
補聴器は、基本的に「両耳装用(両方の耳に着けて使う)」が推奨されていますが、聴力の左右差や予算など様々な理由で「片耳装用」になるケースもあります。
今回は、片耳装用になった場合、「右か左、どちらの耳に補聴器を着けるのか」といった内容になりますので、現在片耳装用中の方や、これから補聴器を考える方はこの記事を参考に、どちらの耳に着けるかをご検討ください。
- 【目次】
①片耳装用の場合に考えること
補聴器を、どちらか一方の耳に使う場合に、考慮することを挙げてみました。
・左右それぞれの聴力検査の結果
・生活環境と補聴器を使用する場面
・使いやすい手
このような上記にある3つの要因などを考慮し、どちらに補聴器を使用するかを決めていきます。
【左右それぞれの聴力検査の結果】
聴力検査の結果や自覚症状などを参考に、左右差の有無に着目します。難聴の程度や、言葉を聴き取る力の左右差が大きい場合などに、良い方か悪い方のどちらに補聴器を使うか検討していきます。※左右差が無い場合については、後述する内容を参考にしてください。
一般的に、補聴器を片耳に使用する場合、音のきこえの検査結果が50㏈に近い方に使用すると言われています。また、言葉の聴き取る力(語音聴力検査結果)については、正答率が高い方に使用すると言われています。
これらは一般的な見解なので、なかには例外もありますが、上記に基づきながらまずはどちらの耳に使用するかを検討していきます。
なぜこのような見解かというと、「補聴器を使う=聴力が元通りになる」という訳ではないからです。補聴器はあくまでも、使用する方の持っている力を最大限引き出すための補装具になります。聞き取りが良く、かつ補聴器の効果を最大限感じることのできる耳に使用することを考えていきましょう!
【生活環境と補聴器を使用する場面】
生活環境や補聴器を使用する場面、つまりテレビなど聴きたい音の方向が決まっていたり、電話の受話器をよく当てる耳などについても考えていきます。
例えば、テレビが右側にいつもあるならば、右耳に補聴器を着ける事で、より聞きやすくなります。家族との会話の際、いつも座る場所が同じで話しかけられる方向も決まっているならば、その音に近い耳に補聴器を着けるのも良いでしょう。
電話についても、これまでの経験から、受話器をよく当てる耳がある場合、そちらの耳に補聴器を着ける事も検討します。ただし、電話については、補聴器を着けていない方が聞きやすい可能性もあるため、しっかりと自宅で補聴器を試してみて検討してください。
【使いやすい手】
また、補聴器は「装着」という動作がしっかりとできることで、初めて効果を発揮します。聴力に左右差が無い場合は特に、補聴器の着脱がしっかりと行える手を考えて、どちらに補聴器を使用するかを検討します。
例えば、利き腕や麻痺の有無、腕や肩がどれだけの範囲で動くか(可動域)なども見ながら慎重に決めていきます。
②両耳装用との効果の比較
安易に片耳装用を決定することは、あまりおすすめいたしません。なぜなら、両耳で使用するメリットもたくさんあり、それを経験せずに終わってしまうからです。
両耳装用のメリットとしては、「①音の方向がわかりやすくなる」、「②騒がしい中で、言葉が聞き取りやすくなる」、「③片耳の補聴器が壊れても代償できる」といったものがあります。これら以外にもメリットがあるため、お試し期間内では、両耳で使ってみたり、片耳で使ってみたりと、比較してみてはいかがでしょうか?
長洲ヒアリングでは、試聴貸出は基本的に、両耳分となっており、料金は片耳分と同じです。聴力に大きな左右差が無いことや、何らかの要因で片耳分だけの貸出になることもありますが、この機会にみっちりと補聴器の体験をしてみてください!
また、オーダーメイド耳あな型補聴器を試される場合でも、両耳分を作製し、試聴の結果どちらか片方を返却するという事も可能です。オーダーメイド耳あな型補聴器のお試しは、長洲ヒアリングにお任せください。
尼崎市周辺の地域の方々からのお問い合わせもこころよりお待ちしております。
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