【着脱しやすいBTE、スタイリッシュなRIC】
耳掛け型補聴器

どうも!!!
長洲ヒアリングのみやたです!!!


 最近の補聴器は、大きく分けて「耳掛け型」「耳あな型」の2種類が主流となっています。その中でも今回は、「耳掛け型」の補聴器について、その特徴などを取り上げていこうと思います!!!

  • サン店長
    みやたさ~ん、ぶっちゃけどっちの形が良いのかこっそり教えてよ!
  • みやた
    サン店長、こっそり教えるとか無いから(笑)補聴器を使う方の希望や、耳の形、聴力とかも参考にしながら形状は決めるんだよ!
  • サン店長
    そうなん?お客さんの希望は、どっちが多いとかある?
  • みやた
    やっぱりマスクをするようになってからは、耳あなの希望が多いかな?でも着け外ししやすいとか、失くさないために目立ちやすいのが良いとか色んな希望があるから、なんとも言えないかな・・(笑)
  • 【目次】

①耳掛け型補聴器とは?

 耳掛け型補聴器とは、その名の通り耳に掛けて使用する形の補聴器を言います。

 近年、急速に進化している「ワイヤレスイヤホン」にも、同じように耳に掛けるタイプがあり、「補聴器を着けていたら、イヤホンと間違われた」といったケースが生じているみたいです。 

 従来の耳掛け型補聴器をご存じの方は、「ベージュ色で、サイズは大きくて、そしてオシャレじゃない」といった印象をお持ちかもしれません。しかし、補聴器も近年急速に進化してきているので、性能だけではなく、カラーバリエーションやデザインといった「見た目」も少しずつオシャレになってきていますよ(^^)/
 
 試聴貸出という面をみると、耳掛け型補聴器に関しては、補聴器販売店が所持している「デモ器をすぐに試す事ができる」という特徴もあります。
 
 また、耳掛け型補聴器には大きく分けて2つの種類があります。
 
【BTE】
補聴器本体と耳せんがチューブで接続されています。
【RIC】
補聴器本体と耳せんがワイヤーで接続されています。

 
 上記の2種類がありますので、ここからはそれぞれの特徴をみていきましょう!
 
 
 

②着脱しやすいBTE

【特徴】 補聴器本体と耳せんがチューブで接続されているBTE(Behind the ear)は、装着のしやすさという特徴があります。また、対応する聴力は、軽度~重度と幅が広く、様々な方にお使いいただけます。給電方式は、電池式と充電式のどちらもありますので、ライフスタイルなどに合わせて選択することが可能です。
 
 
【お勧めな人】・手先の動きに制限があり、補聴器の着脱が難しい人。
・紛失などを考慮して、より大きめの補聴器をご希望の人。
・中耳炎などによる耳だれがある人。
 
 
【注意点】 耳の形状によっては、入りにくい、入ってもすぐ抜けてしまう場合もあります。既成耳せん(キノコ型)は、装着時の安定性、音の漏れなどが原因で、補聴器の効果を十分に得られない可能性もあります。その場合は、別途費用がかかりますが、後述する「イヤモールド」の作成をご検討ください。
 

 
 
 

③スタイリッシュなRIC

【特徴】 補聴器本体と耳せんが、ワイヤーで接続されているRIC(Receiver in canal)は、装着感の良さという特徴があります。見た目も小さいものが多く、軽いといった声を聞くことが多いです。ワイヤーの先端(耳せん付近)にはレシーバがあるので、外耳道内レシーバ型とも呼ばれています。また、レシーバ(ワイヤーの先端)を変える事で、軽度~重度の聴力に対応する事ができます。病気で聴力が極端に悪化した場合には、大変有効かと思います。給電方式は、BTEと同じく、電池式と充電式があります。
 
【お勧めな人】・BTEより装着感が良く、それを重視する人
小さく目立たない補聴器を希望する人
・着脱に問題が無く、丁寧に扱える
・低い音は良く聞こえ、高い音が聞こえにくい人
 
【注意点】 BTEと同じく、耳せんが耳の形状により、すぐ抜けてしまうなど、既成耳せん(キノコ型)では効果が十分に得られない可能性があります。特注の耳せんもありますが、イヤモールド同様、別途費用がかかります。
 また、粗雑な着脱や中耳炎による耳だれなどにより、レシーバや断線などの故障が生じる可能性が高くなります。
 

 
 
 

④装着時の安定性、音をしっかり
耳に届けるイヤモールド

 イヤモールドは、耳型を採り、その人の耳に合わせた形状で作成するオーダーメイドの耳せんです(RICにもありますが、名称が異なりますので、今回はイヤモールドで統一します)。
 

 
『なぜ、イヤモールドが必要なのでしょうか?』 
 耳の形は、人によって大きく異なります。そのため、既成の耳せんを、耳にぴったりと合わせる事ができないので、イヤモールドが必要になります。既成の耳せんがでは、ある程度のサイズを合わせる事ができますが、どうしても隙間ができたり、鼓膜に十分な音を届ける事が難しかったりします。
  


『イヤモールドはどのように作りますか?』
 イヤモールド作成には、耳型を採る事が必要です。この耳型採取は、印象材というものを耳に流し入れ、それが固まる事で耳の型になります。入れ歯や銀歯を作製する際の、歯形を採るのと同じような工程です。そして、採取した耳型を元に、イヤモールドを作製されている会社さんに依頼します。依頼する会社により、イヤモールドの形状や材質、デザインなどが異なる場合もあります。出来上がったイヤモールドを装着し、補聴器の効果があるかの確認や痛みの有無などを評価します。特に問題が無ければ、そのまま装用を継続し、問題(痛み)などがあれば、対処(削るなど)を行います。
 

 
『イヤモールドはすぐにできますか? 』
 イヤモールドが手元に届くまでの期間は約2週間です。ワクワクしながら待ちましょう(^^)/
 



『イヤモールドの費用はいくらぐらいですか?』 
 イヤモールドの費用は、補聴器販売店により異なります。長洲ヒアリングでは、通常のイヤモールドであれば片耳¥10,000~で作成できます。完成品の質はもちろん、カラーバリエーションも豊富なので、ぜひぜひご依頼ください<(_ _)>
 
 
 今回の内容は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました!

2023/3/4