【見た目は同じ?中身が違う?】
補聴器と集音器の違い

どうも!!!!
長洲ヒアリングの宮田です!!!
今回は、補聴器と集音器の違いについて書いていこうと思います!!!
 
 
 見た目がほとんど同じで、広告などを見ると「集音器でもいけるんちゃうかな・・・?」と思われる方、多いと思います。当店でも「テレビの通販や新聞とかに載ってる補聴器(集音器)じゃ、あかんかな?」という相談もちらほら。その辺りも含めて、今回の記事を読んでいただければと思います。 

  • サン店長
    この前、集音器の広告で「めっちゃ聞こえるようになる!」みたいな事が書かれてたんやけど、補聴器より良いんちゃう?
  • みやた
    それはどうかな?補聴器の広告にはガイドラインがあって「めちゃくちゃ聞こえる!」みたいな表現は禁止されてるんだよね。
  • サン店長
    でも見た目とかもほぼ一緒で見分けつかへんし、安いから集音器が良いねんけど・・・
  • みやた
    じゃあその辺も含めて、記事を読んでいこうか!サン店長、最後まで寝ないでね!
  • 【目次】

①補聴器とは?

 一般的に補聴器とは、医療機器としての承認を受けているものとなります。

 調整に関しては、補聴器を使う人の聴力に合わせて調整することができます!例えば、低い音が良く聞こえて、高い音が聞こえにくいといった、音の高さによって聞こえやすさが異なる方には、低い音はあまり音を大きくせず、高い音はしっかりと音を大きくするような調整ができます。
 

 それ以外にも、ピーピーというフィードバック発振(俗にいうハウリング)を効率よく抑えたり、周囲の雑音を抑えて相手の声を聞こえやすくする処理などを自動で行ってくれます。
 
 価格に関しては、多くの補聴器が10万円を超えますが、補聴器を購入した後も再調整やメンテナンスなどは(原則として購入した店舗において)無料で受ける事ができます。ちなみに耐用年数は、5年と言われていますが、5年以内に故障するケースや5年以上故障の無いケースもあります。
 

②集音器とは?

 一般的に集音器とは、医療機器としての承認を受けていないものとなります。

 調整に関しては、自分自身で音の大きさを段階的に変える事ができます。一般的な聴力をベースにしているので、個別の聴力には対応できないものが多いです。
 
 それ以外には、フィードバック発振(俗にいうハウリング)を抑えるために、高い音の出力をあらかじめ抑え、日本語の聞き取りに大切な中音域の音の高さをメインに出力しているケースが多いといった印象です。
 

 価格に関しては、数千円~数万円の物が多く、購入後のメンテナンスなどは購入した集音器によって異なります。ちなみに、耐用年数に関しては、詳細が無く商品により丈夫さが異なるようです。
 

③補聴器と集音器の共通点

 補聴器や集音器は、どちらも周囲の音をマイクが拾い、大きくした音をレシーバから出すという共通の特徴があります。また、耳掛け型や耳あな型といった形状や、電池式や充電式といった仕様も一見するとよく似ています。 
 
 これらのように特徴が似ている事から、「安い集音器でも良いのではないか?」という1つの疑問が頭に浮かぶのも当たり前かもしれません。
 
しかし、似ている特徴でもその特徴の精度(質・クオリティ)には大きな違いがあります。
 

④補聴器と集音器の決定的な違い

 これらの大きな違いとしては、前述にあります「医療機器として認可を受けているかどうか」になります。

  • サン店長
    医療機器の認可って、受けてたらなんか違うん?
  • みやた
    「認可を受けている」ということは、効果や安全面において一定の厳しい基準に合格しているという事だよ!
  • サン店長
    なるほど!!ということは、集音器は効果や安全面が保証されないってこと?
  • みやた
    つまりは、そういう事になるね!全体の音量だけを上げるということは、不要な音も上げてしまう可能性があるんだよ。

 きこえをサポートする道具が原因で、さらに悪くなったら本末転倒です。といっても、全ての集音器が必ずきこえを悪くするという訳でもなく、5万円~ぐらいのモノは、補聴器とまではいきませんが、自身で細かい調整をすることができます。
 
 長洲ヒアリングとしては、予算を少しでも抑えたいなどの理由で、集音器を検討する事を否定はしません。ただ、「集音器を購入したけど、あまり効果が無く使っていない」というケースも少なくないので、まずは補聴器や集音器を「お試ししてみる」事をおすすめします。
 
 私がお客様に「集音器はどうか」といった質問をいただいた際には、「(試せるものであれば)一度試してみて、効果が微妙なら返品期間中に返したら良いですよ。その経験が、補聴器と集音器の違いを一番感じる事ができる方法です(^^)」とご説明しております。
 
 仮に、集音器がその方に合うのであれば、あとはお客様が選択する事だと思いますので、絶対に補聴器を購入しないといけない事はありません。

 また、冒頭のサン店長とみやたのやりとりにありました「広告表示のガイドライン」にも違いがあります。補聴器より集音器の方が安いのに、補聴器より聞こえやすくなるのでは?といった誤認(誤った認識)を招くような文言も散見されます。安易に選択せず、慎重に選択することをおすすめします。
 
 
 以上のように、補聴器と集音器について簡単にまとめてみました。
 
 
 最後に補足となりますが、補聴器は細かい調整ができますが、その調整が上手くいっていない場合は、効果が発揮できません。それこそ「集音器と比較してもあまり変わらない」となる可能性もゼロではありません。
補聴器や集音器に今ひとつ効果を感じていない場合は、是非長洲ヒアリングにて気軽にご相談ください(^^)/
 
お問合せ、ご来店こころよりお待ちしております。

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2023/1/28