【これで丸わかり!】
長洲ヒアリングでは、補聴器の試聴貸出って何してくれるん?

前編

どうも!!!
長洲ヒアリングの宮田です!!!
4月でオープン4年目!!今年も元気に頑張っていきましょう!!!

 という事で、ホームページ内にも「試聴貸出」についてまとめていますが、改めて当店の試聴貸出がどのようなものなのかをわかりやすく、そして来店前のお客様がイメージしやすいように書いていきたいと思います。
 
これを読めば、「長洲ヒアリングの宮田はこんなことをしてくれるのか!」と一発でわかると思いますので、ご来店前に一読よろしくお願いいたします。
 
また、文字数が多く長編になったため、前編・後編に分けています。

【目次】

  • ~前編~
  • ~後編~

①試聴貸出とは?

 補聴器に関わる試聴貸出とは、その名の通り「補聴器を使った聴こえをお試し」し、その補聴器を「私生活でも使って頂けるように貸出し」をするという事です。車を買う時に、試しに乗って運転してみる「試乗」のようなイメージです。しかし、補聴器の試聴と車の試乗は、私生活で試す事ができるかどうかが異なります。

 このように、実際に私生活で補聴器を使ってみて、どんな効果を感じるか、どういった部分が気になるかなどをお聞きし、補聴器を調整していく過程は、現在の主流ともいえます。
 補聴器は片耳でも約10万円~という価格で、決して安くはありません。せっかく購入したのに、効果が無く使わないようになるのは絶対に避けたいところですね。

②初回来店時に行う
対応の流れ

1⃣カルテ作成
 長洲ヒアリングに初めて来店されたお客様には、カルテ作成のため個人情報の記入とその用紙の下部にある簡単なアンケートに答えていただきます。アンケートには、「いつごろから聞こえにくいか」「どんな時に困るか」などの内容が含まれており、用紙記入後にそれを元にいくつか質問させていただいております。
 
2⃣聴力測定
 次に、音のきこえがどの程度か、言葉を聞き取る力がどの程度かといった、聴力の測定を行います。所要時間は、10分前後を目安としてください。耳鼻科受診後の方で、すでに受けた聴力検査の結果を持参される場合は、聴力測定を実施しない場合もあります。
 測定後は、その結果を簡単にお伝えし、お客様自身がどのようなきこえなのかを把握していただきます。
 
3⃣試聴器の調整
 現在、多くの補聴器が、パソコンを使用して調整を行うため、聴力測定の結果をパソコンに入力し、お客様自身の聴力に細かく合わせる事が可能になります。例を挙げるとすると、低い音は良く聞こえていて、高い音が聞こえにくい聴力の場合「低い音は補聴器で大きくせずに、高い音だけ大きくする」といったイメージになります。

 また、聴力に合わせ調整していたとしても、少なからず補聴器の音に違和感のある方がほとんどです。その原因は、補聴器の機械的な音であったり、装着している物理的な違和感であったりと多岐にわたるため、しっかりとヒアリングし対処します(長洲ヒアリングだけに・・・)。
 また、これらの違和感に関しては、初回対応中盤の補聴器を装着し始めた時と、終盤の2回にわたり評価します。なぜなら、その違和感に関しては「変わらない・少しマシになった・全く気にならなくなった」というように短時間でも変化する可能性があるからです。
 
4⃣聞こえ方の評価
 ここでもう一つ重要な事があります。それは、「大きい音が許容できる大きさか」という事や、「極端に聞き取りにくくないか」という事を確認します。
 前者を確認する方法としては、手を叩いてみたり、袋をガサガサするというように大きめの音を聞いてもらいます。大きい音に関して、もし煩すぎて耐えられないほどの大きさであれば、もう一度調整を見直します。
 後者の「極端に聞き取りにくくないか」という事に対しては、なぜ聞き取りにくいのかをお聞きします。音が弱かったり、音が響いたり、周りの雑音が気になったりと理由も様々です。
 
 また、1つの補聴器メーカーだけではなく、他のメーカーの補聴器を聞き比べする事もあります。車で例えると、同じようにタイヤが付いていて、同じように進みますが、乗り心地や運転のしやすさなど微妙に好みが別れますよね。補聴器に関しても、自分の好きな音質を発見するケースも少なくありません。
 長洲ヒアリングが聴き比べを提案する場合は、3つの補聴器メーカーを比較します。その中で、より自分が聞き取りやすく好みの音質のメーカーを試聴貸出するようにしています。

 
5⃣試聴器の取り扱い方法を練習
 補聴器を調整後、その取扱い方法について練習をします。なぜなら、実際に、家に持ち帰って使用する際には、自分自身での取り扱いが必要になるからです。どんな取り扱いかというと、
①補聴器の着脱
②電池の着脱(交換)
③補聴器の保管方法

などといった内容になります。また、充電式なのか電池式なのかといった補聴器のタイプによっても異なりますが、みっちりと一緒に練習しますので安心してください!
 
 
ここまでは耳に掛ける「耳掛け型補聴器」の貸し出しについて書きました。
補聴器の形状については、別ページにて紹介していますので、ご参照ください。
【補聴器の形状】
 
6⃣耳あな型補聴器の場合
 では、耳穴に入れるだけの「耳あな型補聴器」の場合に異なるポイントに触れていきましょう。
耳あな型補聴器が、耳掛け型補聴器と異なるポイント

①耳の形を採る(耳型採取を行う)
②試聴開始まで2週間ほどかかる
③購入時は、試聴中の補聴器をお渡しする

 
 上記の3つが、耳掛け型補聴器と異なります。耳型採取に関しては、耳掛け型補聴器のイヤモールド(オーダーメイドの耳せん)を作成する際にも行います。耳穴の形は、人によって様々です。耳型採取を行い作成されたものは、よりぴったりと耳穴にハマります。ぴったりとハマる事で、装着時の安定性や音の漏れが少ないため、補聴器の効果をより発揮する事が出来ます。長洲ヒアリングとしては、少しでも補聴器の効果を上げるために、できるだけ耳型採取を行うことを推奨します。
 
 初回対応の最後に、次回の来店予約をとって頂きます。耳掛け型補聴器、耳あな型補聴器いずれも、試聴開始後、1週間または2週間後に様子をお聞きします。できれば毎週毎の対応が望ましいのですが、私生活との兼ね合いもありますので強制は致しません。
 
ここまでが「長洲ヒアリングの試聴貸出サービス」の前編となります。

2023/1/17