【迷ったら目安に!】補聴器店の選び方

どうも!!!
長洲ヒアリングのみやたです!!!


 この記事をクリックされたという事は、「補聴器の購入を考えている」ということでお間違いないでしょうか?遅かれ早かれ、どこかのタイミングで補聴器を購入するかもしれない方の参考になるよう書かせていただきますね(^^)/

 皆様もすでにお気づきかもしれませんが、道を歩いていると「補聴器」と書いた登りを見ることがあると思います。補聴器専門店、メガネとの兼業店、耳鼻咽喉科の補聴器外来、そして通販。補聴器を取り扱っている場所は、実は意外と多いのです。

 しかし、補聴器を取り扱っているからといって、「どこで買っても同じでは無い」のが補聴器です。

 例えばAというメーカーを取り扱うお店が2店舗あるとします。
1店舗目はAのメーカーの調整を得意とするお店。
2店舗目はAのメーカーは取り扱っているがBというメーカーを得意とするお店。
このどちらで、Aというメーカーの補聴器を購入するのが良いでしょうか?

 という質問を投げかけておくので、最後まで読んでいただけると嬉しいです!

【目次】

①適切な調整により、効果を発揮する

 今、補聴器のカタログが手元にある方は見て頂きたいのですが、カタログには小さい文字で
「補聴器は、個々の難聴やきこえの程度に合わせて調整(フィッティング)することが必要です」
「補聴器は適切なフィッティング調整により、その効果が発揮されます。しかし、装用者のきこえの状態によっては、その効果が異なる場合があります。」
という文章が書かれていませんか?



そうなんです、補聴器は「調整」が必要になります。そして、その調整は「適切」でなければ効果が発揮されないのです。
これが非常に曖昧で、補聴器を使用される方には「この調整が適切かどうかがわからない、店員が頑張っているから大丈夫かな?」と思われる方も・・・。

 『調整が適切でないと効果が発揮されないが、きこえの状態によってはその効果が異なる』という無いように関しても非常に曖昧です。例えば、補聴器の効果がいま一つと感じている方に、
「あなたのきこえの状態だとこれが限界です」と説明されるかもしれません。それは本当に、限界なのでしょうか?そして、この限界を説明する場合は、補聴器の調整が「適切に」出来ている、ということが前提になります。

②補聴器の取り扱い店舗

 冒頭の話にありました、同じメーカーの補聴器を取り扱っている店舗であれば、どこで買っても同じなのでしょうか?

 答えは「NO!」です。なぜなら、補聴器の調整を得意とする店舗とそうではない店舗、また同じ店舗でもスタッフごとに、その技術や知識には差があることもあります。これは、現状の日本では仕方がなく、資格が無くても補聴器の調整や販売ができる事が原因の1つと言えます(開業に関しては、医療機器を販売するための資格は必要)。

 また、補聴器には専門的な部分が多く、一般の方が『何が良くて何が悪いか』の判断が難しい、という点も隠れた問題点だと思います。

 一概に、「補聴器の取り扱いがあるならどこで買っても大丈夫」と言えないのは、このような事が背景にあるからです。

※上記とは逆で、社内体制がしっかりとされていてどのスタッフも優秀という店舗も多く存在します。当店のように1人で運営している店舗も多く、自分の腕(人柄等も含)にかかっているので日々研鑽していますが、その人との相性が悪いと店舗の変更も致し方ないかと・・・

③店舗選びの目安

 では、どんなお店で補聴器を購入するのが良いのか、この目安をお伝えしていきます!

 特に、目安としてわかりやすいのが下記のような資格になります。

・認定補聴器技能者
・言語聴覚士
・認定補聴器専門店


 ただし、全ての資格が揃っている店舗はまだ少ない(当店も認定補聴器専門店ではありません( ;∀;))のが現状です。それでは1つずつ解説しますね♪

「認定補聴器技能者」
 認定補聴器技能者とは、テクノエイド協会が定める資格で、補聴器に関する一定の技能と経験を有する証となります。その資格の取得にかかる年数は約4年(言語聴覚士取得者は約2年)で1年ごとに講義を受ける必要があります。期間がかかるため、簡単には取得できない資格といえます。(といっても試験自体はそう難しくないので、経験年数と講義を受けていれば大体の方が受かる資格です)






「言語聴覚士」
 言語聴覚士とは、厚生労働省の定める国家資格であり、主に言語や聴覚を専門とする資格です(といっても聴覚を専門とする言語聴覚士は全体の10%程度・・・)。長洲ヒアリングの代表は聴覚を専門とする珍しい(←自分で言う)言語聴覚士で、聴力検査の業務を主とし活動しています。補聴器は、聴力検査の結果を元に調整するので、この検査が正確にできていないと補聴器の調整がなかなか上手くいかない・・なんてことも( ;∀;)






「認定補聴器専門店」
 認定補聴器専門店とは、認定補聴器技能者が常駐し、一定の設備があり厳しい審査に通ったことを証明する証となります。補聴器を専門とするお店の入り口などに、これを証明するシールが貼られているか確認してみてください!


以上が、目安となる資格の説明になります。

 そして、冒頭の質問の答えになりますが、調整の得意なメーカーかどうかの判断は難しいので、スタッフの説明や補聴器の効果に納得がいく(値段に見合う)かどうかで購入の可否を決めることをお勧めします!(答えになっていないと怒られそう・・・)

 以上の内容が、補聴器のお店選びに少しでも役立てばうれしく思います!!また、それでもやっぱりどこが良いかわからない、といったご質問がありましたら、お気軽にお問合せ下さい!

それでは(/・ω・)/

2022/3/15