今すぐにできる会話をしやすくする方法
4選

どうも!!!
長洲ヒアリングのみやたです!!!

 この記事をこれから読む方に質問です!!人の耳には「言葉を聴き取る力」がある事をご存じでしょうか?

 「知っている!」と答えられた方は、そのまま読み進めてください。
 「知らない!」と答えられた方は、『【これが非常に重要】言葉の聴き取り検査(測定)』も合わせてお読みいただくと、より深く理解できると思います(^^)

 今回は、「今すぐにできる会話をしやすくする方法4選」をお伝えしていきます。補聴器を使うかどうかに関わらず、聴き取りやすさを上げる方法なので、ぜひ、最後までご覧ください!

言葉を「言葉を聴き取る」これは簡単なようで、とても難しいいきなりですが補聴器を着けたからといって、「言葉が劇的に良く聞こえるようになる!!」とは限りません。ただ補聴器を着けることによって、間違いなく音は聞こえやすくなります。 ここで問題なのが補聴器の役割ときこえについての説明が不十分の場合、その結果として「雑音が煩わしいのに言葉がさっぱりわからない」といった悪い印象を与えてしまう事があります。 今回のお話は、あくまでも「補聴器は音を大きくしてくれる」という事を念頭に置いて、さらに聞こえやすくするための方法をお伝えしていこうと思います('ω')ノ

【目次】

 
 
 

①聴き取りやすい話しかけ方


 『聴き取りやすい話しかけ方第一位!』といっても過言ではない方法が、『「ゆっくり」「はっきり」と言葉を話すこと』になります。特に、医療現場や介護施設で働いてる方では、このゆっくりはっきりと話しかけるシーンをみることが多いです。
 

では、家族の中に聞こえにくい方がいる場合はどうでしょうか?

 補聴器販売店に来店される方で、ご本人様のご家族様が同行されるケースは少なくありません。その中で、店舗内でのコミュニケーション場面をみると、そこにはある傾向があるように感じています。
 それは、(難聴者には聞き取りにくい)早口で話しかけているということ。(もちろん全てでは無く、中には様々な手段でコミュニケーションをとられているご家族様もいらっしゃいます。)

 早口になる要因として、今までのコミュニケーションの癖(今までなら会話ができていた話しかける速さ)を、変える事が難しいという事が考えられます。頭ではゆっくり・はっきりと話そうと思っているけれど、段々と速くなってしまう・・・なんてケースもあります。

 これを変えていくことはなかなか難しい事と思いますので、当店では少しでも意識を持っていただけるように、下部に添付しているような資料をお渡しすることがあります。
 

 



 

 この資料では、難聴により聞こえにくくなった音(左 小さい写真)を、補聴器で大きく(右 大きい写真)していますが、大きくする音自体が不明瞭(ぼやけた写真)なため、いくら大きくしてもよくわからない、といった状態を示しています。

 つまり、早口で話す言葉や、もごもごとした言葉を補聴器でいくら大きくしたとしても、音としての存在には気づきやすくなるが、言葉としては不明瞭でわかりにくいということになります。

 では補聴器はなんのために使うのでしょうか?

 この問いの答えとしては、「大きな声を出さなくても伝わりやすくなる」「本人が補聴器で聞こえる音を楽しむ」「危険を察知しやすくなる」といった事などが挙げられます。

 補聴器を使うことは、決して無駄では無く、その方の持っている聴力を、最大限引き出すことになります。きこえにくくて不便を感じ始めたら早めに、補聴器をご検討ください。

 
 
 
 

②できるだけ○○が効果的!

  聞こえにくい方と接する際には、下記の「できるだけ○○」を意識することをお勧めします。その方法を、理由とともに書いていきますね(^^)/

・できるだけ相手に近づく→声の減衰と反響を抑え、より明瞭な言葉を届けることが可能

・できるだけ静かな環境で話す→周囲にある雑音が、会話(言葉)の邪魔をしないようにする

・できるだけ話し手に注意を促す→言葉の始まりを正確に捉える事で、後に続く言葉がわかりやすくなる

⇓⇓⇓⇓⇓合わせてチェック⇓⇓⇓⇓⇓
『【聴きたい音と要らない音】SN比ってなに?』

 
 
 
 
 

③それ、実は逆効果かも・・?

 聞こえにくい方への話しかけ方で、「それ、実は逆効果かも?」なことは、大きな声で耳元に話しかける事です。「大きな声」には個人差がありますので、少々曖昧なところではあります・・。
 しかし、難聴の種類によっては「小さい音は聞こえにくいのに、大きな音はかえって響きやすくなる」といった症状があります。そのため、耳元での大きな声は、「音が響いて、言葉としてわからない」という結果を招く可能性があり、一概に「言葉は大きければ大きいほど良い」という訳ではありません。

 また、補聴器を着けている方の耳元に大きな声で話しかけると、音自体は適切に大きくしているため、言葉が響く可能性があります。
 
 聴力にもよりますが、いま一度、自身の話しかけ方について振り返ってみてください!補聴器を使用されている方であれば、「ゆっくり、はっきり」を意識するだけで、そこまで大きな声を出さなくても伝わる可能性は十分にありますよ(^^)/

 
 
 

④視覚などをフル活用!

 マスクを常用する今の時代ではなかなか難しいですが、口元を見てもらうという事は非常に効果的です。聞こえた言葉が2択ぐらいまで絞れたとして、口元を見ることで最後の1択まで絞れるという事は少なくありません。

 なかなか伝わらない言葉でも口元を見せることで、わかってもらえることもあるので、特に視覚をフル活用することをお勧めします。

 また、口元だけではなく、ジェスチャー文字で提示するという事も効果的なので、手持ちの手段を全てフル活用してみてください(^^)/


 以上が今すぐにできる会話をしやすくする方法4選でした!


当店ご利用の方には、資料を印刷しお渡ししておりますので、ご希望の方はお申し付けください(^^)/

2022/3/4