「知らなかった」はもったいない!
補聴器の補助金

尼崎市の補助制度を例に

どうも!!!
長洲ヒアリングのみやたです!!! 

 補聴器の話を進めていく中で、絶対に避けては通れない内容、それが「価格」について。初めてその価格を聞いた時には、ほとんどの方が「高い」と感じることでしょう。
 ※補聴器の価格についての詳細は、『【店主も感じています!】補聴器の価格は、高い!』をご覧ください。

 という事で今回は、補聴器購入に関わる補助金や保険について書いていこうと思います。

【目次】

  
 

①補聴器購入に関わる
補助の種類

 補聴器購入に関わる補助は、聴覚障害者手帳の有無により、大きく分けると2つあります。


【聴覚障害者手帳 有】 
 聴覚障害者手帳を所持されている場合は、障害者総合支援法による補聴器の支給を受けることができます。補助額の1割ないし0割負担で補聴器(原則片耳)が支給されます。自己負担額は、申請した補聴器の種類によって異なりますが、約1万円ほどになります。必要な手続きについては、下記に記載しています。

 また、イヤモールド(特注耳せん)が必要な場合や支給対象外補聴器を希望する場合などには、自己負担額が異なります。

【聴覚障害者手帳 無】
 聴覚障害者手帳を所持されていない場合は、お住いの自治体によって補助の種類や有無が変わりますので、各自治体にお問い合わせください。

 また、聴覚障害者手帳を所持されていないケースにおいて尼崎市独自で行っている補助事業は、以下のすべてに該当する方が対象になります。

  • 保護者等が尼崎市内に住所を有すること。
  • 対象者が0歳から18歳に達する日以降の最初の3月31日までの間に申請があること。
  • 原則、聴力レベルが30デシベル以上で、身体障害者手帳の交付の対象とならないこと。
  • 医師が補聴器の装用を必要と認めていること。
  • 保護者等の市民税所得割税額が235,000円未満(世帯合算あり)の方。

 
 
 

②補助を受けるために
必要な手続き

 聴覚障害者手帳を所持するケースにおいて、障害者総合支援法に基づく補聴器の補助制度を受けるために必要な手続きをまとめました。

 大まかな流れとしては、「聴覚障害者手帳の申請⇒聴覚障害者手帳の発行⇒補装具(補聴器)の申請⇒支給決定」となり、期間は約2~3か月程度かかることが多いです(まれにそれ以上かかることも)。

【手帳を発行する場合】
1⃣ 役所にて必要書類を受け取り、指定医を紹介してもらう。
2⃣ 指定医を受診し検査を受け手帳の基準を満たすか判断してもらう。
3⃣ 基準を満たす場合は、指定医の指示(もう一度検査を受けるなど)を受ける。
4⃣ 意見書(指定医が記載する書類)を役所に提出し、手帳の発行を待つ(1~2か月程度)。

【手帳発行後の補聴器を申請する方法】
1⃣ 手帳を受け取る際に、補聴器の申請書類ももらう。
2⃣ 申請書類を耳鼻科にて書いてもらう。
3⃣ 市と契約する補聴器店(役所で確認できる)で、見積書をもらう。
4⃣ 申請書類と見積書を役所に提出し、支給券が届くまで待つ。
5⃣ 支給券が届いたら、見積書をもらった補聴器店にて補聴器を受け取る。


 以上が基本的な手順ですが、自治体や医院、補聴器店により対応が異なる場合もありますのでその時の指示を受けていただければと思います。

ちなみに長洲ヒアリングは、尼崎市の他に、伊丹市・宝塚市・芦屋市・神戸市・岸和田市に福祉装具業者として登録していただいていますので、補聴器の補助を希望される方が尼崎市外のお客様であっても、当店をご利用いただく事が可能です。お気軽にお申し付けください。

 
 
 
 

③補聴器に関わる
保険について

 生命保険や医療保険などの保険は対象になりませんが、火災保険や自動車保険では対象になる可能性もあります。詳しくは加入している保険会社に確認してみてください。

 長洲ヒアリングでは、国家資格の言語聴覚士を所持したスタッフが対応いたします。お気軽にお問合せ下さい(*^^)v

2022/3/1

よくあるご質問

  • Q.新聞とかテレビで1万円ぐらいのが売ってたけど・・・
    A.恐らくそれらは集音器だと思います。補聴器と集音器は、形はとても似ていますが中身が違っていたり安全性が確保されていなかったりします。どうしても気になるようでしたら、一度集音器をお試しされてみても良いかもしれません。