【あえて3つの集音器をピックアップ】
オリーブスマートイヤープラス
みみ太郎
Chuoju

どうも!!!
長洲ヒアリングのみやたです!!!
 
 今回は、あえて集音器だけに焦点を当てて書いてみました。そして(カテゴリとして)3つの集音器をピックアップしてみたので是非最後まで読んでください♪
 
「補聴器はまだ早いから集音器でいいかな?」
「補聴器は高いから、もっと安い集音器にしよう!」
「見た目はほとんど同じだから、きっとどれでも一緒だよね!」
 

このような方に思われる方は少なくないと思うので、今回の記事を参考にしていただければと思います。

集音器と補聴器の違い】←こちらもチェック

  • サン店長
    集音器と補聴器の違いは、この間のブログでばっちり頭に入ってるんやけど、実際問題、やっぱり集音器によっても違いがあるん?
  • みやた
    もちろん集音器によっても違いがあるよ!同じ集音器の仲間でも、価格によって結構違うんだよね。
  • サン店長
    そうなんやな~やっぱり高い集音器は補聴器みたいに10万円とか超えてくるん?それやったら補聴器の方がええんとちゃう?
  • みやた
    集音器は、基本的に定期点検とかが無いから補聴器よりは安価だよ!ただ、日常生活で満足のいく効果を感じる集音器はちょっと高めかも!今回は、そのちょっと高めかも!な集音器を3つピックアップしたから最後まで読んでね(;'∀')
  • 【目次】

①集音器とは?

 まずはじめに集音器とは、「補聴器と似て非なるもの」であることを第一にお伝えしておきます。
 
 集音器は、周囲の音をマイクが拾い、マイクから入力された音をアンプで増幅し、増幅された音をレシーバから出力される、という仕組みになっています。この基本的な仕組みは補聴器も同様です。
 
 耐久性音の調整といった部分は、かなり価格に依存すると思われるので、数千円程度の安価なものでは、壊れやすく自分の聴力に合った調整は難しい可能性が高いです。
 

 調整できる内容は基本的に「(全体的な)音の大きさ」のみで、一定の価格以上になると、低い音と高い音といった数種類の音の大きさを個別で調整する事が出来ます。
 
 音のおおきさの調整とは、マイクで拾った全ての音をどれだけ大きくするかといった調整ができます。「低い音と高い音を個別で調整できる」というのは、マイクに入力された音の中で低い音(例えば車のエンジン音など)と、同じくマイクに入力された音の中で高い音(例えば電子音など)をそれぞれ個別で、音をどれだけ大きくするかという調整ができるということです。ちなみに、補聴器でいうところの2チャンネルになります。
 
 
 また、出力される音には大きく「音の大きさ」「音の高さ」の2種類がありどちらも重要なポイントとなります。
 
 「音の大きさ」とはその名の通り、音がどれぐらいの大きさで出力されるかを意味しています。レシーバの性能により、大きすぎる音は割れてしまったり、そもそも一定の大きさ以上の出力がでないといった場合もあります。これは、難聴の程度により、集音器の適応かどうかが変わり、高度以上の難聴では、出力不足といったケースもあります。
 
 一般的に重要視されるのが、音の大きさなのですが、実際には「音を大きくしすぎると逆に聞こえにくくなる」というケースも存在します。
 
 また、大きさだけではなく音の高さも重要ポイントです。
 
 「音の高さ」もその名の通り、どのぐらいの高さで音が出力されるかを意味します。人間の耳は、おおよそ20~20,000Hzの音の高さを聞く事ができると言われています。(実際には、年齢を重ねるごとに、高い音が聞きにくくなっていくので、大人であれば10,000Hz中盤ぐらいまでしか聞こえない?)
 
 よく、「これが聞こえたらあなたの耳は何歳だ!」というモスキート音を聞いて、聞こえた音の高さ毎に耳年齢を割り当てる、といった動画なんかもありますよね。
 
 日常生活には、モスキート音ほど高い音はあまりありませんが、電子音のように高い音は存在します。さらに、一口に「言葉」といっても、その発音する言葉毎に音の高さが異なります。だからこそ、出力される音の高さが重要であり、出力される音の高さの範囲が狭ければ狭いほど、言葉の認識が難しくなります。
 
 
 今回はそれらを含め、3つの集音器をピックアップし、紹介していきます。
 

②オリーブスマートイヤープラス

 まず1つ目は、「オリーブスマートイヤープラス」です。こちらは、見かけがとてもスタイリッシュで、一見イヤホンのようにも見えますね。先代商品の「オリーブスマートイヤー」では、片耳でそれぞれ独立した充電器だったのが両耳同時に充電できるケースに改変されたなど、少し使いづらかった点がアップデートされています。
 
 近年、補聴器もスタイリッシュなものが増え、以前のようにThe 補聴器のようなものは少なくなりました。集音器に関しても、このオリーブスマートイヤープラスのように、スタイリッシュ化が進んでいるように思えます。
 
 この集音器は、以下に取り上げる2つの集音器と異なり、スマホと連動する事ができます。まるで、近年ほとんどの方が着けているワイヤレスイヤホンと言っても過言ではありませんね。
 
 ただし、一番重要な機能は「音を拾って、その音を大きくし、聴きやすくすること」というのは忘れてはいけません。
 
 
 といったところで、この集音器の調整方法をみていきましょう!
 

 オリーブスマートイヤープラスは、スマートホンを使用して、音のきこえを測定し、その結果を元に調整されます。また、その他にも、環境に合わせたモード選択雑音除去モード周波数事の音の調整がスマートホンでできる仕様となっています。
 
 
 まあ、簡単に言うと「スマホがあれば、自分自身で全部できるし手軽だよ!なおかつ細かい調整なんかもできるよ!」といったところでしょうか。
 
 
 気になる方は、初月100円となるキャンペーンもあるそうなので、一度お試ししてみてはいかがでしょうか。月額プラン限定ですが、故障や買い替えの際に追加料金が発生しないのも魅力的ですね!
 

【お勧めな方】
・ちょっと聞こえにくいかな~と感じる方
・補聴器はちょっとまだ・・・という方
・スマホを使われている方
・イヤホンとしても使用したい方
・40代~60代の方
 

【注意点】
 初月100円ですが、2か月目以降は5,390円、月額プランの最低継続期間は3か月なので、最低でも10,880円はかかります。初めの1か月で効果が感じられない方だと、残りの期間が無駄になる可能性があることに注意してください。
 
 難聴の程度については、50㏈以上の中等度難聴だと、物足りない可能性もあるとの事なので、一度耳鼻咽喉科で正確な音のきこえの検査を受ける事をお勧めします。
 
 また、言葉の聞き取る力(語音明瞭度)が低い場合には、効果をあまり感じない可能性もありますので、同じく耳鼻咽喉科で言葉の聞き取り検査を受ける事をお勧めします。
 

 以上の内容をお読みいただき気になる方は、ここから製品の詳細を覗いてみてください(^^)/👇
 
 

③みみ太郎

 続いて紹介するのが、「みみ太郎」です。これはホームページに「聴き取りにくくなった親をもつあなたへ」とあるように、ご家族様へのメッセージが強い商品に感じられます。
 
 恐らくですが、親の難聴に気づくという事は、親の年齢は70代後半~だと予測します。
 
 そしてもう一つ、親の難聴に対して心配を抱いたり、関心のある子どもに向けた紹介が多く感じられます。
 
 商品の仕様は、
「耳掛けタイプ」
「モバイルタイプ(ポケット型)」
「本体集音タイプ(据え置き型)」
の3種類があり、自分のニーズ(必要性)に一番近いものを選択できます。
 
 
 また、2種類同時に10日間の無料貸し出しがあるのは、「もし合わなかったら・・」と思うと安心ですね(^^)/※返品時の返送料はお客様負担
 

【お勧めな方】
・手先が動かしにくく、細かい作業が難しい方(モバイルタイプ、本体集音タイプ)
・とりあえず一度試してみてから決めたい方
・特に見た目を気にしない方
 
【注意点】
 注意点は、オリーブスマートイヤープラスの時と同様に、聴力によっては効果があまり感じられない可能性がある事と、無料貸し出しだからといって効果が無いのに買わない事です。
 

 予算の都合もあるかと思いますが、補聴器よりも安価だからと集音器を選択される方も少なくありません。ただし、安価だからと言って、購入したにもかかわらず、使わなかったら元も子もありません。
 
 特に日本人は義理堅い方も多いので、「無料で貸し出してもらったし、買わないと悪いなあ・・・」と思われる方もいらっしゃいます。世の中の無料は、時にマイナスに働く事も十分あり得るのです。
 
 
 といっても、実際に使用してみて効果を感じるのであれば、使い続ければいいだけの話なので、もし気になるようでしたら一度ためしてみてください(^^)/👇
 

④Chouju

 3つ目は、エース・E&Lさんが開発し販売しているChoujuという箱型集音器になります。こちらは、「スゴい集音器」という本の中で紹介され、エースE&Lの社長が著者となります。著者の実体験を元に、Choujuの開発過程などが書かれていたので、気になる方はその本を一度読んでみてください!
 
 
 形状は、箱型のみになりますが、オプションとしてテレビの音声を直接集音器から聞けるChoujuⅡや、携帯電話での通話音も聞くことができるChoujuⅢなどいくつかの種類が用意されています。ご自身のニーズに合ったものを選択ください。
 
 
 試聴貸出については、1週間ほどの期間であれば可能との事、費用は¥3,000で、購入する場合は費用分(¥3,000)が割り引きされます。また、貸出後の返品にかかる送料は、会社負担との事なので、購入する場合に限り、実質¥0で試聴貸出が利用できます。
 
【お勧めな方】
・手先が動かしにくく、細かい作業が難しい方(モバイルタイプ、本体集音タイプ)
・とりあえず一度試してみてから決めたい方
・特に見た目を気にしない方
 
【注意点】
・前述の集音器と同様に、聴力によっては効果があまり感じられない可能性がある
・貸出料金に理解が得られない場合
 
 Choujuが気になる方は、下記の画像をタップし商品の詳細をご覧ください。試聴申し込みの際に、「長洲ヒアリングのブログで見た」と書いていただくとスムーズかと思います。

⑤補聴器との違い

 補聴器と比較して集音器は、
 
・医療機器としての認可を受けていない
・調整は、基本的には自身で行う
・補聴器ほどの詳細な調整は難しい
・定期点検などのサービスは無い(有っても有償)
・耳の形に合わせての作成はできない
・価格が安い
・広告表示に関する制限が無い

 
となります。補聴器が高価な理由としては、アフターフォローなどの料金も販売価格に含まれている事などが挙げられますが、「安心」という見えない部分が含まれるとも言えます。
 
 
 これらの事について、それぞれに比較しながら、慎重に吟味し選択してください。
 
 
 また、補聴器に関しては、専門家による適切な調整があって初めて効果を発揮するものとなります。店舗やスタッフによっても、知識や経験は異なりますので、補聴器の購入についても、慎重に吟味することをおすすめします。

2023/2/14