どうも！！！
長洲ヒアリング代表のみやたです(^^)/
今回の話のテーマは
「最高語音明瞭度」です('ω')

　なんかちょっと難しいような気もしますが、実はこれ前回のお話の最後に出た、

『一番良い正答率は何％か、そしてその音の大きさは何㏈か』
の事になります。

例えば、提示する音の大きさをどれだけ大きくしても「５０％」のききとりであれば、「最高語音明瞭度」は「５０％」です。（逆に、提示する音を小さくしていくと、正答率は下がります。その人に全くきこえない音の大きさで提示する場合は正答率は０％になります）

この最高語音明瞭度、補聴器を使うことによって『１００％』に近くなると思ってしまいますよね。

しかし残念ながら、１００％と劇的に最高語音明瞭度が上がる事は、厳しいのが現状です。個人差は当然ありますが、向上しても１０％～２０％かなというところです。

しかし、補聴器を使用することによる恩恵は全く無いという事ではありません。
　添付画像にある右耳の部分を参照ください。
これは「８０㏈１００％」の力を、「５０㏈」でも「１００％」とれるように補聴器で音を大きくするといったイメージです。つまり、『大きな声でなくもう少し小さな声だとしても最高語音明瞭度の正答率が見込まれる』という事になります。
※補聴器は単純に音を大きくするだけでなく、「音のきこえの検査」の結果を参考にして一人一人に適切な調整を行う事が重要です。


　「補聴器を使えばきこえるようになる」という解釈は間違っていませんが、その「きこえるようになる」という状態には個人差があるという事は念頭に置いておいてください。

では、次回をお楽しみに！