どうも！！！
長洲ヒアリングのみやたです！！！
　気付けば聴力検査の検査者として、６年が経過していました。検査数は、年間１２００件以上ありますので、プロフィールも「７０００件以上の経験が～」にそろそろ変えようかと考えています。
 
という事で、今回は「聴力検査を受ける人の心構え」というテーマで書いていきます！！
 
【目次】
①   聴力検査を受ける人の心構え
②   事前に準備してもらえると嬉しい事

　恐らくですが、聴力検査を受ける方の多くが緊張や不安を抱えていると思います。特に、初めての場合は、何をするのか、上手くできるか、結果はどうなのかと未知の経験になるのでその緊張や不安は強くなる方が多いのではないでしょうか。
 
　実は、検査を受ける際には、その緊張や不安を少しでも軽減した状態で、検査を受けるという事が理想と言っても過言ではありません。検査を受ける方が、その理想の状態に近づけるような対応を、検査者は心がけています。極端に言うと、「検査は緊張するけど、検査者の方にお任せしておけば大丈夫！」という心構えでも大丈夫な場合もあります。特に、検査の経験が豊富で慣れている検査者であれば、前述のような心構えでも問題ありません。
 
　一方で、検査者の中にはまだまだ経験が浅く、検査者の方が緊張や不安を抱えているというケースもあるかもしれません。そんな時は「練習を重ねて上手くなるので、自分を検査した経験も活かしてくださいね」という気持ちを、余裕があれば持っていただければ幸いです。
 
　私自身は、「緊張しても大丈夫、失敗したら検査者が原因、上手くできなくてもまた再検査をすることができる」という事を柔らかく伝え、特に緊張や不安が強い様子の場合は、雑談などを交えコミュニケーションの時間を多くするように心がけています。検査終了後に、検査に対してマイナスなイメージを持って貰うことなく、次回の検査では緊張や不安が前回よりも和らいでいる状態を目指しています。
 
　検査で特に重要なことは「心構え」よりも検査の方法を理解することが重要になります。この説明については「心構え」云々というより、検査者の腕次第になると思いますので、検査の内容が上手く理解できなくても落ち込まないでくださいね。

　これまでの検査経験から、事前に準備していただくと助かる事（スムーズに検査が始められる）をまとめてみました。内容としては、
・髪を結ぶ（耳が見えるようにしておく）
・ピアスを外しておく
・着席後、帽子やメガネを外す
・検査前には大きな音を聞かない
・（他院で実施した）聴力検査の結果を持参
などがあります。
 
　聴力検査は、ヘッドホンを使う事が多く、耳にピッタリと合わさなければ検査結果に影響します。なので、耳が見えるようにしておく事、帽子でヘッドホンがずれないようにしておく事、メガネやピアスで隙間ができないようにしておく事が必要になります。そのため、前述のような準備を事前にしていただいておくと、ひと手間が省けるので助かります。
 
　また、検査者は、検査結果に影響がありそうな状態であれば、影響の出ない状態になるよう促します。なぜなら、実際には聴力の異常がないにも関わらず、前述の事が原因で検査結果に影響が出てしまい、必要のない治療や検査を行う可能性が無いとは言い切れないからです。そのため、少しでもその可能性をなくすためにも、事前準備をお勧めします。
 
　一応、頭の片隅に入れておいて欲しい事で、聴力検査の直前に、大きな音を聞く事で、検査結果が悪くなる可能性があります。聴覚はとても繊細なので、万全の状態で検査に臨めるよう、検査前には大きな音を聞かないように意識しておきましょう。
 
　最後になりますが、初めての検査は不安が大きいと思いますが、指示通り行えばある程度大丈夫かと思います。また、検査者との相性が悪く、検査が上手く進まないというケースも全く無いとは言い切れませんが、その場合は検査者を変えて欲しい旨などを伝えてみるのもアリだと個人的には思っています。私自身は、どんな方にも対応できる検査者を目指していますが、まだまだ発展途中なので、これからも頑張っていきたいと思います！
 
最後までお読みいただきありがとうございます。